公爵 家 の メイド に。 【公爵家のメイドに憑依しました】待たなくても読めるサイトは?

公爵家のメイドに憑依しました~ネタバレ22話&23話~|クレヨンBlog

公爵 家 の メイド に

第1章 呪われた少年... ? 昨日は間違いなくベッドで小説を読んでるうちに寝ちゃったのに…。 メイドに憑依した私は、地道に階段を磨いていた。 うずくまって階段の隅の埃まで払うその作業は、かなりの負担だったけど、今どういう状況なのかよく解らなかったのでそうしていた。 最初は何かの夢かと思った。 でも頬や太ももをつねってみても痛みを感じるので、これが妙にリアルな夢と判断するには無理がある。 エプロンに付けられたベラビティ公爵家の紋章がなかったら、私がリアンドロの屋敷のメイドに憑依していた事すら知る事ができなかった。 憑依した彼女のメイドとしてのスキルは素晴らしいものだったのか、シミが付いていた階段はもう滑らかな光沢を出していた。 達成の喜びはさておき、私は首を傾げる。 どうしてお金持ちのベラビティ公爵家の屋敷がこんなに汚れているんだろう。 雇われている使用人だけでも数百人はいると思うのに。 「イベリナ。 なに、とろとろしてるの!いつまで別館にいるつもり?」 「アンナ..... ?」 作者はリアンドロの幼少時代に、そんなに重点を置いていなかったと思う。 わずか数章で終わる外伝だったから。 しかし、私はリアンドロ特有の鋭敏感じと病弱設定がたっぷり盛り込まれたその雰囲気が良くて、何度も読み返したりした。 そのおかげが、私は直ぐに小言を言ってきたメイドの名前を思い出すことができた。 オレンジ色のピョンピョン跳ねた髪にきつい瞳。 リアンドロ専属のメイドの一人であり、リアンドロが12歳の時に彼のアクセサリーを盗んで追い出される人物だった。 今は物語のどの段階なのかしら? 「あんたどうしたの?頭がおかしくなったの?全部置いて行こうしているの?そんなにぼんやりしてたら... 」 「アンナ、坊っちゃまって今年で何歳だっけ?」 「…なに言ってんのよ。 おととい12歳になったばかりじゃない!」 そうか、私はリアンドロの子供の頃…外伝の冒頭部分に来たのか。 私は持っていた雑巾を絞りながら、もう記憶の向こうに旅立ってしまった小説の内容を思い出そうと頑張った。 ええっと…12歳のリアンドロってどんなだったっけ…。 小説通りならどんどん強まる呪いに体が蝕まれていって、体全体にも呪いの跡が覆い始めていたはず。 そして彼を醜くしてしまった呪いは、肌を数百、数千の針で刺すような痛みを彼に与えた。 生きているのが苦痛と思えるほどに。 リアンドロは1日の大半をベッドに横たわって過ごしながらも、いつも頭痛に悩まされいた。 その為、彼の性格は自然と鋭利な刃物のように鋭くなって、色々乱暴な事をするようになる。 エレオノラに再会する前のリアンドロは、性格破綻者と呼ばれても過言じゃなかった。 そして、目の前のメイドのアンナは、目がよく見えないリアンドロを見下ていた。 彼女はリアンドロが薬を飲んで昼寝をしている間に彼の寝室に忍び込み。 リアンドロの指輪やカフス、イヤリング、ネックレスなどを手当たり次第盗もうとした。 視力が弱かったけど、その分耳が驚くほど良かったリアンドロは、その時直ぐに目を覚ます。 アンナは急いで外に逃げようとしたが、怒った幼い主人が投げつけた水の入ったコップと燭台を避けようとして、大きな音を立てて階段から落ちてしまう。 幼い主人の物を盗もうとしたにもかかわらず、妙な噂が出るのを恐れた公爵の判断によって、アンナは公爵家から解雇されただけで終わりを告げる。 なのに彼女の腕が折れたのは、リアンドロが呪いかけた所為に違いないと、公爵家の使用人達の陰口は収まる事はなかった。 ここまでを思い出した時、アンナがまた口を開いた。 「とにかく掃除が終わったら本館に行って!キッチンの人手が足りないみたい」 そう言う彼女は、なんとなく急いでいるように見えた。 掃除は終わっていなかったけど、私はやむを得ずその場を立った。 そしてバケツにモップを入れた後、階段を下りる。 私が廊下を回って立ち去ろうとしてると、アンナは周りを見回していた。 そして、踵を上げて忍び足でリアンドロの寝室に向かって歩いて行くように見える。 事件は小説通りに起ころうとしていた。 アンナがあの部屋に入って何をするかなんて、火を見るよりも明らかだ。 わーっ、なんていいタイミングで小説の中に入ってきたんだろう...。 「あっそうだ!アンナ~!!イレナ夫人が探してたわよ!」 私は壁の後ろに隠れながら、わざとアンナに向かって叫ぶ。 リアンドロの部屋のドアの前に立ち、周囲を見回していたアンナは驚いてその場から飛び上がった。 「うるさい!坊ちゃまがやっと寝付いたとこなのに!」 アンナは私をにらみつけ、ふーふーと逆立った様子で指を立てた。 あんたの方がうるさいわ…。 私はアンナに早く下りてこいと手を振る。 アンナはずる賢そうな瞳をあちこちに動かし、溜息をついた。 「役立たずな女」 誰の事?私はアンナの頭にげんこつをゴリゴリ押し付ける姿を想像した。 なんて図々しくて憎たらしいんだろう。 いくら寝たきりだって言っても、自分の主に対する忠誠心がこれっぽちも無いじゃない。 手癖の悪いメイド達が、誘惑に耐えられずに度々盗みを働くことは知っていたけど、私が見ている前では起きない事を願った。 いくつかのアクセサリーを盗もうとして、腕の骨を折って追い出される未来も知らず、アンナはピョンピョン跳ねた髪の毛を神経質に振っていた。 私は彼女に気取られないように首を振る。 今日はこれで済むけど、もし次にアンナが事件を起こそうとしたら、どうやって防げばいいの? 正直、アンナが何を盗もうと私の知ったことではない。 でも、彼女の所為でリアンドロが傷つけられるのは、出来るだけ避けたかった。 リアンドロは呪われただけで、呪いはかけられないのに。 彼が侵されている呪いは、彼自身を苦しめる類のもので、他人には影響はなかった。 それなのに公爵家の使用人達は、アンナが起こす事件により、小さな主人に対する根拠のない噂を作っては広めていく。 リアンドロは、幼い頃より心を固く閉ざして壁を作っていたのであまり気にも留めていなかったが、私はどうしても自分の耳で彼に対する悪意のある噂を聞きたくなかった。 私は可哀相なリアンドロの味方だから。 *** バケツ一杯の汚れた水が、溢れそうにびちゃびちゃと音を立てていた。 バケツは重いだけでなく歩く度に揺れるので、零れたらどうしよう…と、気をつけながら歩いていく。 アンナは「奥様の用件がわからないから、一旦行かないと」と舌を出して、一人先に本館に戻っていった バケツをどこに持っていけばいいのか分からず、右往左往していたその時だった。 チリン。 チリン。 上の階から澄んだベルの音が聞こえてきた。 自分を疎ましく思う公爵夫人の為、リアンドロは幼い頃から希望して別館に居を移していた。 メイドを使う立場にいるのは、別館内ではリアンドロしかいない。 自分の呼び出しを無視してると思ったのか、ベルの音は次第に速くなる。 それと共に、私もバケツを置いて急いで階段を駆け上った。 トントン。 入る前にドアを叩く事も忘れなかった。 「…暑い。 薬浴をするから準備しろ」 濁った青色の瞳が、細く狭まり私の方に向いた。 この頃のリアンドロは、自分の目の前に置かれたもの他には、まともに見える物は一つも無かったと思う。 多分、聴覚とか他の感覚に頼って生活しているのだろう。 私はしばらくリアンドロの寝室を見回し、暗澹たる気持ちになって俯いてしまった。 両親が見向きもしない子だったから…。 その為、使用人もリアンドロに全く気を使わなかった。 ベッドの傍には半分ぐらいひっくり返ったラグ、片付けた形跡すらないコップが数個と底に落ちた薬袋、あちこち転がっている枕と毛布、汚れたパジャマも数着あった。 換気もあまりしない所為か、空気は重く淀んでいた。 「…はい!すぐに準備します」 私の返事を聞くや否や、リアンドロの顔がさっと横を向いた。 顔さえ見せたくないというのだろうか。 顔の半分が真っ黒で、彼はいつも地面ばかり見ていた。 自分の顔を見て、びっくりする人々の反応は、もううんざりしているほど馴れてきという様子だ。 判っていた事なのに、あの年でもう心を固く閉ざしているリアンドロを実際に見たら、胸が締め付けられた。 私は彼が使っているバスルームに向かった。 リアンドロは体温自体が高いため、真冬でもよく冷たい水に浸かった。 蛇口をひねって浴室の中を歩き回る。 大理石でできた浴槽は大人数人が入ってもスペースが残る位に広かったが、それだけだった。 浴室そのものが簡素で生活感がない。 冷水が浴槽の半分以上溜まったので、私は蛇口を閉めて棚から薬草を取り出した。 薬草は一時的にリアンドロの熱を下げ、頭痛を良くする効果があるのだ。 私はそれを水に浸した。 そして、リアンドロの下へと行く。 「準備できましたけど」 リアンドロが話しかけてきた時には簡単に返事が出来たのに、いざ自分の口で話しかけようとすると、緊張でおかしな敬語を使いそうでぎこちない。 言葉の終わりを濁しながら知らせると、リアンドロは直ぐに自分の周りを手探りしながらベッドからよろよろ立ち上がった。 ガシャン!ドサッ! 「...... くそ」 リアンドロは前かがみになって倒れて、テーブルの上に置かれた水のグラスを割ってしまった。 彼が手を伸ばそうとした時に見えた手首は、骨と皮だけのようにガリガリにやつれて見えた。 私は急いでリアンドロに近づき、彼のわきの下に腕を挟み込んだ。 うつ伏せになったまま、身動きができない彼を起こそうとする。 「触るな」 リアンドロはいらいらした声で叫んだ。 冷たい命令口調に私は身をすくめた。 彼はやせ細った手のひらで床をついた。 ベッド脇のテーブルの角をつかんで、彼はよろよろ立ち上がる。 「ガラスの破片が落ちて危険です」 「いいから出て行け!」 変声期を迎えていない幼い声が、早くも怒っていた。 …なによ!いくらお坊ちゃまだからって、手助けしようとしてくれてる人に言うこと? 確かに小説の中の世界は身分制度が徹底している。 12歳の子供とはいえ、リアンドロは天に手が届くくらいの高い地位を持つ大貴族の一員だった。 そして私はメイド服を着て、拭き掃除をするメイドに憑依している。 でも、そんな設定は頭の中で軽く無視をする。 リアンドロに直接会っているにも関わらず、私はまだこの状況が現実とは思えない。 リアンドロが怒ったりしかめっ面をしたりしても、気にも留めなかった。 一歩近づく度、頑固に首を横に振る姿には、むしろ腹が立つ。 私が何をどうしたっていうの?それなら今何してもいいよね。 彼は非力な力で抵抗してきたが、食事もろくに摂らない病弱な少年の力など、恐れることはない。 「怪我したらどうするんですか?私が叱られるんですからね!私の事が嫌いだから罰を受けさせたいんでしょ」 「... 訳の解らない事を... 僕はお前が誰かも知らない」 「私ですか?あの... メイド... のはずですよ?多分?」 「.........

次の

公爵家のメイドに憑依しました|ネタバレ!27話から28話までの感想も!|漫画Plus!

公爵 家 の メイド に

五爵の最高位・公爵について解説。 まずは五爵の最高位にあたる、 公爵について簡単にご紹介します。 日本の公爵は1889年の貴族院令によって、満30歳になると自動的に終身貴族院議員になれる事が規定されていました。 また、公爵となった者はその家格を保持するために 家門永続資金が支給されていました。 公爵に叙せられた家系は、主に以下の4つから成ります。 公式な訳としてはprinceが用いられましたが、これによって伊藤博文や近衛文麿など、本来は皇族ではない者が天皇家に連なる人物だと思われる事態が発生したケースもありました。 侯爵とは?「維新の三傑」の家系も該当する!? 続いて、五爵の2番目に当たる 侯爵について見ていきましょう。 侯爵は公爵と同様、満30歳になると自動的に終身貴族院議員になる事が出来ました。 ただし、公爵とは異なり侯爵には 家門永続資金や貴族院議員歳費は支給されず、金銭面ではむしろ苦しい家もあったそうです。 侯爵に任命された家系は、以下の5つのパターンから成ります。 大久保利通や木戸孝允、そして西郷隆盛の家系も該当していますね。 五爵の3番目にあたるのは 伯爵です。 一体どのような爵位だったのでしょうか? 伯爵は上の2つの爵位と同様、満25歳(後30歳)になると貴族院議員になる事が出来ましたが、公爵や侯爵とは違い 同爵の者との選挙を勝ち抜く必要がありました。 伯爵に任命された家系は、以下の6パターンから成ります。 イギリスではEarl、フランス語などロマンス語圏の国ではCount、そしてドイツなどゲルマン語圏の国ではGrafという呼び方が用いられています。 スポンサードリンク 子爵とは?皇族が居ないのがポイント! 続いて、五爵の4番目にあたる 子爵について見ていきましょう。 子爵も伯爵と同様、満25歳(後30歳)になると同爵の者との選挙を経て貴族院議員になる事が出来ました。 ヨーロッパでは「Viscount:ヴァイカウント」と訳されています。 子爵になる事が出来た家系は、大きく以下の4つに分かれています。 上の3つとは異なり、 皇族がいないのが大きな特徴と言えるでしょう。 最後に、五爵の中で最もランクの低い 男爵についてご紹介します。 男爵も伯爵や子爵と同様、満25歳(後30歳)になると同爵の者との選挙を経て貴族院議員になることができました。 ただ男爵は上記の4爵とは異なり、貴族というより 裕福な紳士という印象が強かったようです。 男爵に選ばれた家系は、主に以下の5パターンに分かれています。 新田家以外にも、菊池家や名和家といった家柄の人物がこの男爵に選ばれています。 こうした爵位は家督を継ぐ男子のみに受け継がれ、相続したのが女子の場合は華族としては認められても、爵位を受け継ぐことはできませんでした。 また、五爵に任命された人物は今で言う芸能人のような扱いもされており、雑誌にグラビア写真が掲載されたり、ゴシップが報道されたりもしたようです。 また、中級以下の華族の中には、こうした 爵位に相当する体面を維持するために出費がかさみ、家族の身分を返上する家が後を絶ちませんでした。 華やかな響きのある五爵を含む華族制度は、昭和22年日本国憲法の施行により廃止されています。 スポンサードリンク 関連記事(一部広告含む).

次の

公爵家のメイドに憑依しました【第5話】最新話のネタバレと感想!!|漫画大陸

公爵 家 の メイド に

Contents• 公爵家のメイドに憑依しました18話ネタバレ 優しいロレンゾ イベリナは庭で休んでいるロレンゾの元へ行きました。 イベリナ「ごめんなさいね。 怒ったかしら・・・。 リアンドロ様は子供っぽいところがあるから・・・。 」 ロレンゾ「いや、怒ってないし、君が謝る必要はないよ。 」 だけど、初めてリアンドロ様を近くでみてビックリしたな・・・。 とロレンゾは、噂で聞いていたような「呪いで恐ろしい姿をしている」リアンドロを想像していたようですが、 実際に会ってみると「普通の男の子」であることがびっくりしたようです。 リアンドロ様の朝食をとりに・・」 とまでいうと、ロレンゾは、 「分かった!これ以上君の邪魔しちゃ悪いから、またね!」 とにっこり笑顔を見せてくれるのでした。 (これ、絶対会いにいきますよねww可愛いやつめ!) ご機嫌斜めのリアンドロ イベリナがリアンドロの部屋へ戻ってノックをするも、リアンドロは返事をしてくれません。 イベリナ「返事をしてくれませんか?」 と、持ってきた洋服を渡すも リアンドロ「ボクが機嫌が悪いのが分からない?」 とお怒りモード。 イベリナ「機嫌が悪いなら、私は離れたほうがいいですか?」 と、聞いても無視・・・。 イベリナが部屋を去ろうとすると・・・ リアンドロ「・・・行くな!ここに座って」と自分のベッドの横を叩きます。 しょうがないなぁと言う表情のイベリナ。 リアンドロ「ほかの奴の前で笑うなって言わなかったけ?」 とやはりお怒りモードで話すリアンドロ。 (イベリナが好きすぎて、怒る理由が理不尽すぎるwカワイイw) イベリナは困ったような笑顔で 「そんな約束しましたっけ?覚えていないんですけど・・・」 と内心では、リアンドロが反抗期を迎えてお世話をする難しさを感じていました。 ・・・これが理由でほかのメイドさんより給料が高いのだけれど・・・。 返事がないイベリナに対して、ズイっと顔を近づけて、 「分かった?」 とまだお怒りムード。 そんなリアンドロに、 「分かりましたから、少し落ち着いてください。 また調子が悪くなっちゃいますよ」 と頭をポンポンすると、少し落ち着いた様子のリアンドロ。 リアンドロ「・・・ところで、あの執事の名前はなんていうの?」 ロレンゾをクビにしよう! イベリナが、ロレンゾの名前を教えると・・・。 「いけません!職権乱用ですよ!」と両腕を掴んで真剣な声色で伝えるイベリナ。 分からない!といった風にリアンドロも大きなこえで言い返します。 たかが執事をクビにするだけだろう!と。 イベリナはそのセリフを聞いて悲しくなりました・・・。 イベリナ「その理由を聞いてもいいですか。 」 リアンドロは理由はいいたくないといいます。 イベリナは、「それでは彼をここには呼べません」と。 その返答に、ボクの命令が聞けないの? と言ってしまうリアンドロ、自分でも言ってしまって、しまったという表情です。 やはりイベリナもこのセリフにショックを覚えますが・・・立ち上がって 「分かりました。 ロレンゾを呼んで来ます。 ・・・ですが、リアンドロ様には失望しました。 」 といつになく真剣な表情でのイベリナに、リアンドロもオムところがあったのか 「ボクが悪かった!!」と謝ります。 「でもその代わり、約束して、ボク以外には笑顔を向けないって」 と羽毛のクッションから羽毛を取り出して、イベリナの耳に飾って約束を取り付けるのでした。

次の